はじめに|猫の水分不足は命にかかわる
「うちの子、ぜんぜんお水を飲まないんです…」
猫と暮らしていると、こんな悩みに直面することがありますよね。
実は猫はもともと水をあまり飲まない動物なんです。
けれど、それをそのままにしておくと、腎臓病や尿路結石といった深刻な病気の原因になることも…
この記事では、猫が水を飲まない理由とその対策方法、おすすめの給水方法までを詳しく解説します。愛猫むん(ブリティッシュショートヘア)とめる(ミヌエット)と暮らす我が家の実体験も交えてお伝えします。

猫は15歳以上の高齢猫になると
8割以上が腎臓にトラブルを
抱えてるとも言われてるんだよ…

腎臓にトラブルがあると
どうなっちゃうの??

簡単に言うと、体の中のゴミ(老廃物)
が排出できなくなってしまうんだよ。
進行すると尿毒症になり、命に関わることも…

猫の腎臓病は研究が進められていて
寿命が延びることを期待している
飼い主さんも多いんだよ!
猫が水を飲まない主な理由
野生時代の習性が影響している
猫(イエネコ)の祖先は砂漠地帯で暮らしていたリビアヤマネコです。
もともと少ない水分でも生きていけるように進化したため、体内で水分を効率よく利用する体の仕組みになっています。
それが、腎臓に負担がかかるとも言われてきました。
現代の家庭猫にとっては、それが逆に水分不足=病気リスクに…。
器や場所が気に入らない
猫はとても繊細。水皿の素材、形、高さ、置き場所が少しでも気に入らないと飲まないことも…。
特に「フードの食器の近くに水皿がある」のはNGです。
野生では“水場の近くの獲物は腐っているかもしれない”という本能があるため、フードと水は少し離して用意してあげましょう。
水のにおいや温度がイヤ
猫は嗅覚が鋭く、塩素のにおいのする水道水を嫌がる子もいます。
また、冷たすぎる水よりも常温の方が好まれることも。
中には、温水が好きな子もいます。
与えるお水は、軟水にしましょう。
硬水はカルシウムやマグネシウムが多く、腎臓への負担がかかるため避けてください。
水分補給を増やすためにできる工夫

器の数と種類を増やす
1ヶ所だけでなく、複数の場所に水皿を設置してあげると、通りすがりに飲む確率が上がります。
また、走り回ったり多頭飼いの場合は追いかけっこをしたりで、お水をひっくり返してしまうこともしばしば…。
実際、我が家も留守の間に水皿がひっくり返ってしまっていたことが何度かあります。
ですので、1階にひっくり返りにくい大きい循環式の給水器・2階に持ち運びしやすく交換しやすいステンレスのお皿で設置しています。
また、器の素材も大事。陶器やステンレス・ガラスなど、いくつか試してお気に入りの器を探すと良いでしょう。
高さを工夫する
床に置くだけでなく、少し高さのある台に乗せると飲みやすくなる子も。
特に高齢猫や短足の猫は、首の角度にこだわる傾向があります。
水に遊びをプラスする
むんは、水面をちょんちょん触って遊ぶのが好きです。笑
そんな猫には循環式の自動給水器がオススメ!
流れる水に興味を示して飲むようになる子も多いですよ。
おすすめアイテム:PET用適温自動給水器
我が家で実際に使っているのが「Livease(リヴィーズ)」さんのPET用適温自動給水器。

良かった点
- 水が常に流れていて清潔!
- 温水でも、常温水でも使えるのが◎
- むんもめるも、最初は警戒してたけど慣れました♪
気をつけたい点
- フィルターの定期交換が必要(1ヶ月〜2ヶ月目安)
- 音に敏感な子は最初はビックリするかも
この給水器を導入してから、明らかに水を飲む回数が増えました。
特に暑い時期や、ドライフード中心の食生活にはとてもオススメです。
⇩リヴィーズの給水器、体験記事はこちらから⇩
その他の水分補給方法
●ウェットフードやスープ系おやつを活用
ドライフードに比べて水分量が多いウェットフードやスープ系おやつを定期的にあげることで、水分補給を助けることができます。
例
- ウェットフード(パウチタイプ)
- ちゃおちゅ〜る水分多めタイプ
- 無添加のスープおやつ
※ただし、あくまで主食に追加する形で。カロリーや塩分には注意しましょう。
観察が大切!「いつ」「どれくらい」飲んでいるかを知る
水を飲む量は、猫の体重1kgあたり50ml前後が目安です。
5kgの猫なら約250mlほどが理想ですが、個体差が大きいので、あくまで目安に。
以下のようなチェックもしておくと安心です:
- 尿の量や色(少なすぎ・濃すぎは注意)
- フードとのバランス(水分の少ないドライのみだと要注意)
- 飲水量の急な増減(病気のサインかも)

猫壱の陶器のウォーターボウルはメモリ付きで飲水量がわかりやすい♪
まとめ|少しの工夫で愛猫の健康を守れる
猫は自分で「水分が足りてないよ」とは教えてくれません。
だからこそ、飼い主の工夫と観察が大切ですね。
我が家でも、むんが水を飲まず心配した時期がありましたが、器を変えたり給水器を導入したりすることで、徐々に改善しました。
猫の健康は日々の水分補給から!
今日からできる工夫で、皆さんの猫も健やかに過ごせますように…。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、みなさまと愛猫の時間が充実しますように〜♪
⇩リヴィーズの給水器、体験記事はこちらから⇩