猫と一緒に避難できる準備はできていますか?
今回は、猫✖️防災についてのお話です。
こちらでは、猫と暮らしていく上で興味を持って調べたことをまとめています。
地震や台風・自然災害など、いつどこで何が起きるか予測できませんよね…。
もし災害に遭ってしまった場合は、猫と一緒に避難することが飼い主の責任です。
いざという時のために、一緒に避難できる準備をしておかなければなりません。
『猫と一緒に避難する際に必要なものって何?』
『猫との避難生活に必要なものが知りたい。』
という方などの参考になれば幸いです。
うちの猫、ムン(グレーのブリティッシュ)とメル(茶白のミヌエット)の画像で
ご紹介していきます。
猫と一緒に避難した場合
避難生活がうまくいく
準備はしてありますか?
猫ちゃんと一緒に避難
するのに何が必要なのか
よく知らないや…
猫との『同行避難』
もし災害に遭ってしまった時に、猫と一緒に避難できるか調べたことがありますか?
猫との避難生活がうまくいくかどうかは、普段の準備で9割以上が決まると言われています。
環境省では、
災害が起こった時に飼い主はペットと同行避難することが基本であるため、平常時からそれに備えるべき対策についての知識をもち、ペットの安全と健康を守るとともに、他の避難者のへの迷惑にならないように努めなければならない。
環境省 「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」より引用
としていて、猫や犬などのペットを連れて避難することを基本としています。
『同行避難』とは、避難所に一緒に避難することであり避難所で一緒に過ごせるかどうかは、
各自治体や各避難所の判断によります。
ですので、最寄りの避難所のペット受け入れが可能かどうかを事前に調べておきましょう。
もし、最寄りの避難所がペットの受け入れができない場合は、
受け入れをしてくれる避難所がどこなのかも調べておく必要がありますね!
猫との『同行避難』 注意点
注意点① キャリーバッグ
1番目の注意点は、『キャリーバッグ』の慣れについてです。
猫との『同行避難』において、移動や避難所で過ごすのに必要なのが『キャリーバッグ』です。
動物病院に行く時だけに使用している場合、『キャリーバック』=『動物病院』=『こわい』
の図ができてしまっている猫が多いのではないでしょうか?
ですので、普段の生活で『キャリーバッグ』に慣れておく必要があります。
普段から、『キャリーバッグ』を出しておいて中に入ることに慣れさせておきましょう!
また、中で食事やおやつをあげて『キャリーバッグ』=『安心できる場所』の訓練をしておくことで避難所生活でのストレスを軽減することができますね。
また、『キャリーバッグ』から飛び出してしまうことがあるので、リードやハーネスを併用することで逃げ防止にもなります。
『キャリーバッグ』『リード』『ハーネス』どれも、慣れるまでは練習が必要です。
普段の生活の中で慣れさせておくことで、いざという時の備えになりますね。
注意点② 身元情報
2番目の注意点は、『身元情報』についてです。
・『マイクロチップ』
もし、避難する際に愛猫と別々になってしまったら…、避難所で逃げ出してしまったら…
愛猫が行方不明になってしまったり、離れ離れになってしまった時に『マイクロチップ』を
装着していれば飼い主の元に連絡がきます。
(マイクロチップ装着後の飼い主情報の登録も忘れないでくださいね。)
・『首輪』+『迷子札』
普段から『首輪』をつけ慣らしておきましょう。『迷子札』をつけるためには『首輪』が必要になります。
『迷子札』には飼い主の連絡先や名前などの情報を記入して『首輪』につけておきます。
『首輪』も慣れるのに時間がかかるので、短時間つけて慣らしたりマジックテープを首に巻いて慣らしていくという方法もあります。
迷子札や鈴などを嫌がる猫には、ダイソーなどの100円均で首輪を購入して飼い主の連絡先を記入しておく方法などもあります。
油性ペンで記入する際に、首輪を水で濡らして拭き取り→記入するとにじみにくくなる
という裏ワザもありますよ♪
注意点③ 周りへの配慮
3番目の注意点は『周りへの配慮』です。
『同行避難』ができて一安心。と言いたいところですが、避難所での生活でも注意が必要です。
避難所にはたくさんの人がいます。猫や犬が苦手な人も、アレルギーで近寄れない人もいます。
猫や犬を飼っている人には大切な家族ですが、苦手な方やアレルギーを持っている人への「配慮」や「マナー」・「思いやり」も必要なことですね。
また自治体にもよりますが、避難所での給餌・排泄物の清掃などの飼育・管理は飼い主の全責任になります。
猫との『同行避難』 防災グッズ
まずは、猫との『同行避難』において必須な持ち物です。
優先順位をつけて、持ち出し用の備蓄を準備しておきましょう。
1.薬や療法食
2.フードと水
3.愛猫情報と飼い主情報
優先順位1 薬・療法食
最優先で必要なものは、健康や命に関わる薬・療法食・フード・水です。
中でも、持病のある場合や療法食を食べている場合は『同行避難』において、
薬と療法食が必須になります。
薬や療法食は、救援物資で手に入らないことが予想されるので、
余裕をもってストックしておきましょう。
優先順位2 フード・水
優先順位2番目ですが、フードと水も愛猫の命に関わってくるものです。
普段から『ローリングストック法』で、消費期限内のものを備蓄しておきましょう。
少なくても5日分×頭数分(できれば1週間分)を用意しておきましょう。
ドライフードは総合栄養食が栄養価が高くて望ましいです。
水は、軟水で500mlのペットボトルを3本は用意しておきましょう。
賞味期限の長い、パウチや缶のウェットフードをストックしておくのも良いですね。
優先順位3 愛猫情報・飼い主情報
優先順位3番目ですが、『愛猫情報』と『飼い主情報』です。
もしも…万がいち…、迷子になってしまったり、避難所ではぐれてしまった時に
必須なのが愛猫の『写真』です。
正面や顔だけの写真のほかに、色々な角度からの写真があると全身の色や柄などの特徴が
わかりやすく探すときの手掛かりになります。
また飼い主と一緒に写っている『写真』があると、飼い主の特定につながりやすいですね!
防災グッズ チェックリスト
・薬や療法食
・ドライフード
・飲用水(軟水)
・愛猫情報と飼い主情報
・キャリーバッグ
・折りたたみ食器
・ペットシーツ
・猫砂
・タオルや毛布… キャリーバッグにかけて、目隠しにもなる
・リードやハーネス… 脱走防止や避難所での食事やトイレ、軽い運動などに
・洗濯ネット… キャリーバッグに入れる際に役立つ 脱走防止にも
・ビニール袋や密封袋 フードやおやつを入れたり、トイレの処理に
・ガムテープ… キャリーバッグの補強や、ダンボールでトイレを作れる
・ブラシ… スキンシップや抜け毛対策に
・消臭スプレー… キャリーバッグを拭いたりトイレの臭い消しに
その他、あると便利なもの
・おもちゃ・新聞紙・ウェットティッシュ・シリンジ・粘着クリーナー
・ラップ・カッター・経口補水液・折りたたみサークル
猫との『在宅避難』
災害が起きたあと、自宅の倒壊や浸水などの心配がなく家で安全に過ごせる場合は、
自宅で待機をする『在宅避難』になります。
猫にとっても住み慣れた家で過ごすほうが、見知らぬ避難所で過ごすよりもストレスが
少なくて済みます。
『在宅避難』に備えて特定の1部屋だけでも良いので、
・家具が倒れたりしないようにする。
・背の高い家具を置かない。
・引き出しが飛び出したりしない。
などの工夫をして、猫や犬が隠れたり過ごしやすい部屋を作っておきます。
必要な防災グッズは『同行避難』とほぼ同じですね。
自宅なので同行避難よりも必要なものが揃っている場合が多いです。
多頭飼いや、繊細な猫の場合は『同行避難』が難しく『在宅避難』になる可能性が
高いかもしれません。
猫の防災 まとめ
今回は、『猫の防災』 主に猫との『同行避難』についてまとめました。
『同行避難』をする場合は、自分たちの避難グッズに加えて猫の防災グッズと愛猫を連れていくことになります。想像しただけでも、かなりの大荷物になりますよね。
成人男性で合計15kg(荷物10kg+猫1頭5kg)
成人女性で合計10kg以内に収めるのが理想です。
それ以上の重さの猫+防災グッズを運ぶことは、移動のリスクが非常に高くなります。
さらに多頭飼いの場合などは『同行避難』が難しくなります。
『同行避難』に加え『在宅避難』ができるようにも準備しておきたいものです。
災害時グッズなどを実際に持ってみて、シュミレーションや避難訓練を行なっておくことで
しっかりとした防災対策ができますね。
『猫と一緒に避難する際に必要なものって何?』『猫との避難生活に必要なものが知りたい。』
という方などの参考になれば幸いです。
他の記事でも猫のことやオススメの猫グッズについてまとめてますので、
読んでいただけるととても嬉しいです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、みなさまのお家時間が充実しますように〜♪