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自動車税は13年超でいくら上がる?車検が毎年になる誤解も解説

10年超えたら毎年車検は誤解、上がるのは税金だけ 車とお金
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5月に届いた納税通知書を見て、「あれ、去年より高い?」と思った方。あるいは、10年以上乗っている車があって、そろそろ買い替えかなと考えている方。自動車税は、初めて登録した日から13年を超えると上がります。ただし、上がり方は思っているほど大きくありません。そして、よく言われる「10年を超えると車検が毎年になる」という話は、実はもう30年前に終わった制度です。自動車ディーラー歴19年(営業14年・サービスフロント5年)のごんたが、いつ・いくら上がるのかと、現場で本当に多かった勘違いを整理します。

📋 この記事のポイント
  • 自動車税が上がるのは13年を超えてから(ディーゼル車は11年超)。上がり幅はおおむね15%
  • 1.5〜2.0Lの普通車で年5,900円ほど、軽自動車で年5,700円ほどの増加
  • 「10年を超えると車検が毎年になる」は誤解。1995年に廃止された制度で、いまも2年ごと
  • 車検のたびに払う重量税も、13年超と18年超で2段階上がる
  • ⚠️ 2026年4月から「自動車税種別割」は「自動車税」に名称が戻った。古い記事は表記が異なる
ととこ
ととこ

うちの車、そろそろ13年になるよね。税金って、いくら上がるの?

ごんた
ごんた

うちは1.5リッターだから、年5,100円くらいだね。月にすると400円ちょっとかな

ととこ
ととこ

あ、思ったより少ない。もっとドカンと上がるのかと思ってた

ごんた
ごんた

そう。実は金額より、勘違いのほうが問題なんだ。「10年超えたら車検が毎年になる」って思ってる人、いまだにすごく多いんだよ

結論:13年を超えると約15%上がる。ただし車検は2年のまま

先に結論をまとめます。古い車に乗り続けたときに増えるのは、自動車税と重量税の2つだけです。車検の回数は増えません。

項目13年を超えると18年を超えると
自動車税(毎年5月)おおむね15%増変わらない
軽自動車税(毎年5月)12,900円に増える変わらない
重量税(車検のとき)増えるさらに増える
車検の回数変わらない(2年ごと)変わらない(2年ごと)
自賠責保険変わらない変わらない

数え方は「初めて登録した日から13年」です。買った日でも、中古で手に入れた日でもありません。車検証の「初度登録年月」を見てください。ディーゼル車だけは、13年ではなく11年を超えたときからです。

車検証の初度登録年月を確認している様子

「10年を超えたら車検が毎年」は、30年前に終わった話

現場で本当によく聞かれたのが、これです。

「うちの車、10年超えたから来年から毎年車検だよね?」

結論から言うと、そうはなりません。自家用の乗用車は、初回が3年、それ以降は何年たっても2年ごとです。

たしかに昔はそういう制度がありました。11年目からは車検が1年ごと、というものです。ただ、これは1995年(平成7年)の道路運送車両法の改正で廃止されています。もう30年前の話です。

ととこ
ととこ

えっ、30年前? なんでみんな今でもそう思ってるの?

ごんた
ごんた

親から聞いた、っていう人が多かったね。上の世代には実際にあった制度だから、話としては残っていくんだ

ととこ
ととこ

それ、勘違いしたまま買い替えちゃう人もいるってこと?

ごんた
ごんた

そこなんだよ。ありもしない負担を心配して決めてしまうのが、いちばんもったいない。だからこの記事を書いてる

⚠️ 毎年車検になる車もあります
ただし、すべての車が2年ごとというわけではありません。タクシーやバスなどの事業用の車、レンタカー、車両総重量8トン以上のトラックなどは、もともと1年ごとの車検です。「毎年車検の車がある」という話自体は本当なので、混ざって伝わりやすいところです。ご自宅の自家用乗用車であれば、何年たっても2年ごとと考えて大丈夫です。

🫵 車検そのものの流れや費用は、こちらにまとめています

いつ・いくら上がるのか|排気量別の早見表

ここからが本題です。まず普通車から見ていきます。

いま13年を超えている車は、すべて2019年9月以前に登録された車です。そのため、下の「通常」の欄は、その時期の税額になっています。

普通車(自家用乗用・ガソリン車)

排気量通常13年超差額(年)
1.0L以下29,500円33,900円+4,400円
1.0L超〜1.5L以下34,500円39,600円+5,100円
1.5L超〜2.0L以下39,500円45,400円+5,900円
2.0L超〜2.5L以下45,000円51,700円+6,700円
2.5L超〜3.0L以下51,000円58,600円+7,600円

💡「1.5リッター」と呼ばれる車も、実際の総排気量は1,496ccなど1,500cc以下がほとんどです。区分は「1.5リットル以下」に入るので、上の表では「1.0超〜1.5以下」の行(13年超で+5,100円)で見てください。

軽自動車(自家用乗用)

最初の検査を受けた時期通常13年超差額(年)
2015年3月以前7,200円12,900円+5,700円
2015年4月以降10,800円12,900円+2,100円

普通車は「15%増」という割合で決まるのに対し、軽自動車は12,900円という決まった金額になります。そのため、古い軽ほど上がり幅が大きく感じられます。

⚠️ 上がらない車もあります
電気自動車・ハイブリッド車(ガソリンとの併用)・天然ガス車・メタノール車は、13年を超えても上がりません。「古い=必ず高くなる」ではないので、お使いの車がどれにあたるかを確認してください。またディーゼル車は13年ではなく11年超から上がります。
ととこ
ととこ

13年って、いつから数えるの? 誕生日みたいにピッタリの日?

ごんた
ごんた

自動車税はその年の4月1日の時点で判定されるよ。だから、車検証の初度登録年月を見て、そこから13年たっているかどうかで決まる

ととこ
ととこ

じゃあ、5月に通知が来て初めて気づくのね

ごんた
ごんた

そう。事前に案内は来ないからね。いま何年目かだけでも、先に知っておくと慌てないよ

自動車税の納税通知書の金額を確認している様子

この早見表は排気量の区分で分かれています。自分の車がどの区分に入るか分からない場合は、こちらで確認できます。「1.5リッター」と呼ばれる車が実際は1,496ccだったりと、境目が分かりにくいところを解説しています。

車検のときに払う重量税も、13年超と18年超で上がる

見落とされやすいのが、こちらです。自動車重量税は車検のときにまとめて払うため、毎年の負担として意識されにくいのですが、こちらも古い車ほど高くなります。

しかも自動車税と違って、18年超でもう一段上がります。

車の重さ通常13年超18年超
〜1.0t(小型車)16,400円22,800円25,200円
〜1.5t(ミドル)24,600円34,200円37,800円
〜2.0t(ミニバン等)32,800円45,600円50,400円
軽自動車6,600円8,200円8,800円

※ 車検2年分・エコカー減税の対象外の場合の金額です。

1.5トンクラスだと、車検1回あたり9,600円の増加です。2年分なので、1年に直せば4,800円ほど。自動車税の増加とあわせると、年間で1万円ちょっとという計算になります。

🫵 車検全体でいくらかかるかを知っておくと、比較がしやすくなります

2026年4月、自動車の税は名前と仕組みが変わった

調べていて混乱しやすいところなので、先にお伝えします。2026年4月1日から、自動車の税金の呼び方が変わりました。

2026年3月まで2026年4月から
自動車税種別割自動車税
軽自動車税種別割軽自動車税
自動車税環境性能割(購入時)廃止

もともと2019年に「種別割」という呼び方に変わっていたものが、元の「自動車税」に戻った形です。中身(毎年5月に払う税金)は同じものなので、名前が変わっただけと考えて問題ありません。

あわせて、車を買うときにかかっていた環境性能割は廃止されました。これは買い替えを考えている方には朗報です。

ととこ
ととこ

名前が行ったり来たりしてるのね…。調べても分からなくなりそう

ごんた
ごんた

だから、ネットの記事は「いつ書かれたか」を見たほうがいい。種別割のままの記事は、更新されてない可能性があるからね

上がっても乗り続けるか、買い替えるか

ここがいちばん迷うところだと思います。判断の材料を整理します。

まず知っておいていただきたいのは、税金の増加だけを理由に買い替えると、たいていは損になるということです。1.5リッタークラスで年1万円ほど。10年乗っても10万円ほどです。買い替えの費用とは桁が違います。

実際に判断が変わるのは、税金ではなく修理代が増えてきたときです。現場でも、13年を超えたあたりから次のような部品の交換が増えてきます。

  • 下回りのゴム部品(ブーツ類):時間とともに硬くなり、ひび割れます
  • バッテリー:年数が進むと弱りが早くなります
  • ブレーキ周り:パッドだけでなく、ローターまで交換になることがあります
  • エアコン:効かなくなると、修理費がまとまった金額になりやすい部分です

つまり、「税金が上がったから」ではなく「次の車検の見積もりがいくらか」で決めるほうが現実的です。

ととこ
ととこ

じゃあ、13年っていう数字はあんまり気にしなくていいの?

ごんた
ごんた

考えるきっかけにはしていい。でも、決め手にはしなくていい。決め手になるのは修理代のほうだね

ととこ
ととこ

でも、古い車って売れるのかな。値段がつかない気がする

ごんた
ごんた

年式が進めば評価は下がりやすいけど、値段がつかないと決めつけないほうがいい。走行距離や状態、車種によっても変わるからね

「車検を通した場合の総額」と「いまの状態で売った場合の査定額」を並べて比べると、判断がはっきりします。どちらの数字も、聞いてみないと分かりません。査定はネットからでも申し込めます。

▶ 13年目の車の査定額を調べてみる

※ 上記リンクは広告を含みます。査定額は車の状態や時期によって変わります。

🫵 買い替えの時期そのもので迷っている方はこちら

13年を超えた車の下回りのゴム部品を点検している様子

よくある質問

Q. 中古で買った車は、買った日から13年ですか?

ごんた
ごんた

いいえ、その車が初めて登録された日から数えます。買った日は関係ないんだ。車検証の「初度登録年月」を見てね。中古車を検討している段階なら、あと何年で13年を超えるかも、値段の交渉材料になるよ

Q. ハイブリッド車なら、13年を超えても上がりませんか?

ごんた
ごんた

自動車税については、ガソリンと電気を併用するハイブリッド車は重課の対象外とされているよ。ただし重量税のほうは考え方が違うから、次の車検の見積もりのときに確認するのが確実だね

Q. 途中で手放したら、払った税金は戻りますか?

ごんた
ごんた

普通車を廃車(抹消登録)にした場合は、都道府県から残りの月数ぶんが還付されるよ。下取りや買取で売る場合は、名義変更になるから都道府県からの還付はないんだけど、すでに払った1年分のうち、未経過ぶんは買取店側が精算して返してくれるのが基本なんだ。返し方は業者によってそれぞれで、査定額に含めるところもあれば、うちみたいに下取り額とは別に「自動車税の返金」として振り込むところもあるよ。だから「売ると税金が丸損」ということはない。ただし軽自動車は、そもそも月割りの制度がないから、扱いが違うと覚えておいてね

まとめ|上がるのは税金だけ。車検は変わらない

13年という数字は、たしかに一つの区切りです。ただ、実際に増えるのは自動車税と重量税だけで、金額も年1万円ちょっと。「毎年車検になる」といった、実在しない負担まで心配する必要はありません。

✅ 状況別のまとめ
  • 13年を超えると → 自動車税がおおむね15%増(軽は12,900円に)
  • ディーゼル車は → 11年超から
  • 電気自動車・ハイブリッド車は → 自動車税は上がらない
  • 重量税は → 13年超と18年超の2段階で上がる
  • ⚠️ 車検が毎年になることはない。自家用乗用車は何年たっても2年ごと
  • 買い替えを迷ったら → 税金ではなく、次の車検の見積もりで判断する
  • 数字を比べたい → 車検の総額と、いまの状態での査定額を並べる

🫵 手放すことも考えるなら、売り方でも金額が変わります

🫵 車にかかるお金の全体像は、こちらで確認できます

長く乗っている車を手入れしている様子
ととこ
ととこ

毎年車検になると思って、ずっと不安だったの。それが違うって分かっただけでも気が楽になった。ありがとう

ごんた
ごんた

上がるのは税金だけ。車検の回数は変わらない。この2つを覚えておけば大丈夫だよ

ごんた
ごんた

ドモヨロシック!

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