タントとルークスは、どちらも助手席側から乗り降りしやすい、軽のスーパーハイトワゴンです。見た目も大きさもよく似ていますが、中身は「年式」から違います。タントは2019年に出た型を2026年8月に改良した車、ルークスは2025年秋に全部新しくなった車です。
この記事では、価格・乗り降り・室内・燃費・安全装備・走り・買い方の7つで、2台をメーカー公式の数字で並べました。どちらが家族の毎日に合うか、試乗の前に決めるところまでお手伝いします。
- 乗り降りのタント(助手席側の柱がない大きな入口)と、室内の長さのルークス(室内長2,315mm)
- 入口の価格はタントが約18万円安い。燃費(NA・2WD)もタントが少し上
- 運転支援の内容と付くグレードが違う。欲しい装備が付くグレードで総額を比べるのがコツ

ねえごんた、タントとルークスで迷ってるんだけど、どっちも似てない?

似てるけど、大きな違いが2つあるよ。タントは乗り降りの入口、ルークスは室内の前後の長さ。それと、年式がけっこう違うんだ。

年式? どっちも今売ってる車でしょ?

そう。でもタントは2019年に出た型を改良しながら売っていて、ルークスは2025年秋に全部新しくなったばかり。そこも含めて、順番に見ていこう。
📋 結論|タントが向いている人・ルークスが向いている人
- タント:子どもの乗せ降ろしや、ベビーカー・大きな荷物の出し入れが多い家族。入口価格を抑えたい人。燃費を少しでも優先したい人
- ルークス:後ろの席に大人や中高生が座ることが多い家族。荷室の長さが欲しい人。高速道路の運転支援(プロパイロット)を使いたい人


迷ったら、「乗り降り」と「後ろの席の広さ」のどっちで毎日困っているかで考えてみて。乗り降りならタント、後ろの席ならルークスが合いやすいよ。
🗓️ 先に知っておきたい「年式の差」
| タント | ルークス | |
|---|---|---|
| 今の型が出た時期 | 2019年7月(4代目) | 2025年秋にフルモデルチェンジ(発表は9月19日、納車の開始は10月27日) |
| 最近の主な変更 | 2026年8月31日に一部改良(安全装備の強化・特別仕様車「デイリーツール」) | 2026年4月にAUTECH LINEのターボなし仕様を追加 |
| ハイブリッド | なし(ガソリンのみ) | なし(ガソリンのみ) |
タントは7年目ですが、2026年8月の改良で、自動ブレーキが横断する自転車や、交差点を曲がるときの対向車・歩行者も見るようになりました。古い型のまま、という印象とは少し違います。
次の新しいタントを待つべき?
2026年10月の時点で、次のタントについてダイハツの公式発表はありません。雑誌やネットには予想の記事もありますが、時期も中身も決まった情報ではありません。

「いつ出るか分からない車」を待つと、今の車の車検や、下取りの時期と合わなくなることがあるんだ。今の車の車検がいつ切れるかから逆算して決めるのがおすすめだよ。

待つかどうかも、今の車の事情で決めるんだね。
💰 ① 価格とグレード
価格はメーカー希望小売価格(税込)です。2WDと4WDを並べました。
タント(2026年8月31日の改良後)
| グレード | エンジン | 2WD | 4WD |
|---|---|---|---|
| L | NA | 149万6,000円 | 162万2,500円 |
| X | NA | 162万8,000円 | 174万9,000円 |
| X “デイリーツール” | NA | 166万1,000円 | 178万2,000円 |
| Xターボ | ターボ | 179万3,000円 | 191万4,000円 |
| Xターボ “デイリーツール” | ターボ | 182万6,000円 | 194万7,000円 |
| ファンクロス | NA | 182万500円 | 194万1,500円 |
| ファンクロス ターボ | ターボ | 196万3,500円 | 208万4,500円 |
| カスタムX | NA | 188万1,000円 | 200万2,000円 |
| カスタムRS | ターボ | 202万4,000円 | 214万5,000円 |
ルークス
| グレード | エンジン | 2WD | 4WD |
|---|---|---|---|
| S | NA | 167万2,000円 | 182万2,700円 |
| X | NA | 173万9,100円 | 188万9,800円 |
| ハイウェイスターX | NA | 191万9,500円 | 203万3,900円 |
| ハイウェイスターX プロパイロットエディション | NA | 210万5,400円 | 221万9,800円 |
| ハイウェイスターGターボ | ターボ | 215万9,300円 | 227万3,700円 |
| ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション | ターボ | 224万9,500円 | 236万3,900円 |
いちばん安いグレードどうしでは、タントが17万6,000円安いです。ルークスはターボがハイウェイスターGターボ系だけなので、「ターボで標準の顔」を選びたい人はタントのXターボが候補になります。

じゃあタントのほうがお得ってこと?

入口だけ見るとそう。でも、欲しい装備が付くグレードどうしで比べると差は縮まるよ。たとえば運転席側の電動スライドドアは、タントのX・Xターボではメーカーオプション(5万5,000円)なんだ。
今の車から買い替える方は、今の車がいくらで売れるかで、実際に払う総額が変わります。先に買取額を調べておくと、タントとルークスの見積もりを比べやすくなります。
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🚪 ② 乗り降り|ミラクルオープンドアとルークスのスライドドア
タントのいちばんの特徴は、助手席側の「ミラクルオープンドア」です。前のドアとスライドドアの間にある柱(ピラー)をドアの中に入れているので、2枚とも開けると、柱のない大きな入口になります。

ルークスは、後ろのスライドドアの開口幅が650mmです。日産によると、軽スーパーハイトワゴンでいちばん広い数字です(2025年8月現在・日産調べ)。
| 電動スライドドア | タント | ルークス |
|---|---|---|
| 助手席側 | X以上で標準(Lは設定なし) | X以上で標準(Sは設定なし) |
| 運転席側 | カスタム・ファンクロスは標準、X・Xターボはメーカーオプション(5万5,000円) | ハイウェイスター系は標準、Xはメーカーオプション |
| 足の動きで開ける機能 | 公式の装備表に記載なし | ディーラーオプション |
※電動スライドドアの付き方は、メーカーの装備表をもとにまとめました。グレードや年式で変わることがあるので、契約の前に販売店で確かめてください。

試乗のときは、助手席側のドアを2枚とも開けて、チャイルドシートに子どもを乗せる動きをそのまま試してみて。ベビーカーをたたまずに入れられるかも、見ておくといいよ。
🛋️ ③ 室内・後席・荷室
| タント | ルークス | |
|---|---|---|
| 室内長 | 2,125mm | 2,315mm |
| 室内幅 | 1,350mm | 1,335mm |
| 室内高 | 1,370mm | 1,400mm |
| 後席のスライド量 | 240mm | 最大320mm |
| 荷室 | 公式の数字なし | 荷室最大長675mm |
| 全高(2WD) | 1,755mm | 1,785mm |
※ルークスの室内寸法・スライド量・荷室最大長は、日産の測定値です。
※室内長はメーカー公表値ですが、測定方法やシート位置、室内形状が異なるため、190mmの差がそのまま後席足元の差になるとは限りません。実際の広さは家族で座って確認してください。

室内の前後の長さは、ルークスが190mm長いです。後ろの席の足もとの広さ(ニールーム)も795mmと、日産は公表しています。後ろに大人が座ることが多いなら、ルークスの強みが出ます。

タントは横が少し広いんだね。

うん、幅はタントが15mm広い。ただ、乗ってみて分かりやすいのは前後の長さのほうだよ。後ろの席に家族を座らせて、前の席をいつもの位置にしたときの膝まわりを比べてみて。
⛽ ④ 燃費・維持費
| WLTCモード燃費 | タント | ルークス |
|---|---|---|
| NA・2WD(いちばん良い数字) | 22.6km/L(L・X) | 21.0km/L |
| ターボ・2WD | 20.9km/L(Xターボ・カスタムRS) | 19.3km/L |
| NA・4WD | 20.8km/L | 18.8km/L |
| 燃料タンク | 30L | 27L |
| 車両重量(NA・2WD) | 880〜920kg | 960〜970kg |
燃費は、どの組み合わせでもタントが少し上です。NA・2WDでは、グレードの組み合わせによってルークスがタントより約40〜90kg重く、そのぶん数字が少し下がっています。どちらも自家用の軽乗用車なので、軽自動車税の年額や自賠責保険料など、基本的な維持費に大きな差はありません。購入時にかかっていた環境性能割は、2026年3月31日で廃止されました。車検のときの重量税は、エコカー減税の対象になるかどうかや、登録からの年数で変わる場合があります。
カタログ燃費(NA・2WDどうし)で単純計算すると、年間1万km走行時のガソリン使用量の差は約34Lです。実燃費やガソリン価格によって変わりますが、燃費ではタントが有利です。
🛡️ ⑤ 安全装備・運転支援
タント:2026年8月の改良で強化
- 自動ブレーキと衝突の警報が、横断する自転車、交差点で右折するときの対向車、右左折するときに向こうから渡ってくる歩行者も見るようになった
- 前の車についていくクルーズコントロール(ACC)の動きが、よりなめらかに
- 車線の中央を保つ機能(LKC)の、作動中のふらつきを低減
- ACCは、Xターボ・カスタムRS・ファンクロス ターボは標準。X・カスタムX・ファンクロスはメーカーオプション(スマートクルーズパック)
国の予防安全性能評価(JNCAP)では、タントは2023年度に総合で星4つ(予防安全性能Aランク、衝突安全性能Bランク)でした。予防安全性能は2023年度の試験、衝突安全性能などは2019年度の同じ車種の試験結果を使った評価で、どちらも2026年8月の改良より前の車が対象です。
ルークス:「360°セーフティアシスト」とプロパイロット
- 前・後ろ・横を見る運転支援を「360°セーフティアシスト」としてまとめている
- 高速道路で前の車についていき、車線の中央を保つプロパイロットは、グレード名に「プロパイロットエディション」と付く仕様に付く
- 交差点での出会いがしらや、右折のときの対向車・自転車・二輪への対応は、プロパイロット装着車だけと日産は書いている
ルークスの今の型のJNCAPの評価は、2026年10月の時点で公表された結果を見つけられませんでした。前の型は2021年度に最高ランクの「ファイブスター賞」でしたが、今の型とは別の車です。

安全装備は、「どのグレードに付くか」まで見るのが大事。ルークスで交差点の支援まで欲しいなら、プロパイロットエディションの価格で比べてね。
🛣️ ⑥ 走り・乗り心地|試乗で見る3つ
| タント | ルークス | |
|---|---|---|
| NAエンジン | 52PS・60N・m | 52PS・60N・m |
| ターボ | 64PS・100N・m(3,600回転) | 64PS・100N・m(2,400〜4,000回転) |
| 最小回転半径(NA) | 4.4m | 4.5m |
エンジンの力は、NA・ターボとも数字は同じです。ルークスのターボは、いちばん大きい力が出る回転数が2,400回転からと、タントより低い回転から出る数字です。ただ、NA・2WDではルークスのほうが約40〜90kg重いので、感じ方は乗って確かめるのがいちばんです。
- 坂道と合流:家族を乗せた重さで、NAで足りるかを確かめる(ターボの要否は下の記事も参考に)
- 段差の乗り越え:後ろの席にも座って、突き上げの感じを比べる
- 駐車場での取り回し:最小回転半径はタントが少し小さい。いつもの駐車場を思い浮かべて切り返してみる
🏷️ ⑦ 値引きと買い時・リセール
値引きは、時期・地域・お店によって大きく変わるので、ここでは金額は書きません。どちらの車でも、次の3つを守ると比べやすくなります。
- 車両本体の値引きだけでなく、オプション・下取りまで含めた総額で比べる
- 下取りとは別に、今の車の買取額を調べておく
- 2社以上で見積もりを取る(同じ系列の別のお店でもよい)

リセールは、どっちが有利なの?

数年後の相場は、そのときの人気や次の型の時期で変わるから、ここは言い切れないんだ。ひとつ言えるのは、次のタントが出ると、今のタントは「前の型」になるということ。長く乗るつもりなら、そこまで気にしなくていいよ。
🚨 よくある質問
Q. ベビーカーを使う家族には、どっち?

助手席側の入口の広さで選ぶならタント。ミラクルオープンドアを開けた状態で、ベビーカーの出し入れと、子どもを抱えての乗り降りを試してみて。
Q. 後ろの席に大人が乗ることが多いなら?

室内長が190mm長いルークスが合いやすいよ。後ろの席は最大320mm動くから、荷物とのバランスも取りやすい。
Q. 高速道路をよく走るなら?

どちらもターボを候補に入れて。ついていく機能が欲しいなら、タントはXターボ・カスタムRSに標準、ルークスはプロパイロットエディションを選ぶ形になるよ。
🏁 まとめ|乗り降りならタント、後ろの席ならルークス
タントとルークスは、似ているようで得意なことがはっきり分かれる2台です。
- 🏁 タント:助手席側の柱のない入口。入口価格が約18万円安く、燃費も少し上。2026年8月の改良で自動ブレーキも強化
- 🏁 ルークス:2025年秋の新しい型。室内長2,315mm・後席スライド最大320mmで、後ろの席と荷室にゆとり
- 🚨 安全装備は付くグレードまで確認。総額は今の車の買取額まで入れて比べる
買い替えの予算を決める前に、今の車がいくらで売れるかを確かめておくと、タントとルークスのどちらを選んでも、実際に払う総額が見えやすくなります。
👉 セルカで今の車の買取額を調べてみる(連絡はセルカからだけ)
🫵 タントとスペーシアでも迷っている方はこちら
🫵 N-BOXとルークスの比較はこちら
🫵 ターボを付けるか迷っている方はこちらも
📋 参考にした公式情報
2026年10月時点で、以下のメーカー公式ページ・公表資料を確認しました。
- ダイハツ「タント」一部改良・特別仕様車設定のお知らせ(2026年8月31日)
- ダイハツ「タント」グレード・価格、主要諸元表、主要装備一覧表
- 日産「新型『ルークス』を発表」(2025年9月19日)、先行公開のお知らせ(2025年8月22日)
- 日産「ルークス」主要諸元・主要装備一覧(2026年5月版)、室内・安全のページ
- 独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)自動車アセスメント「タント/シフォン」(2023年度)

ありがとう! まずは乗り降りと後ろの席、どっちで困ってるか家族で話してみるね。

それがいちばん。試乗のときは、家族みんなで、いつもの荷物を持って行ってみてね。

ドモヨロシック!




